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「貴様か…破壊の力を持つというのは。」
「そうだけど、貴方もその自慢の武器や鎧を破壊されにきたのかな?」
「…にわかには信じかだいが、本当に破壊の力を持っているのだな?」
「ああ、持っているよ。試しに何か壊し「ぬん!!」…破壊ってね。」
「何っ!?我の槍を受け止めただと!?」
「正確には、俺に当たる筈の衝撃と槍の切れ味、そして上官さんが力を込めている部分を破壊しただけだよ。」
いやー、破壊の力が万能過ぎてごめんねー。
別に粉砕してもよかったけども、りっぱな装備品だったから止めといただけだし。
「……くっ、どうやら破壊の力を持っていることは本当のようだな。」
「まあ、持っているか持ってないなんて試してみないとわからないから仕方ないよ。」
「どうだ、貴様。我等の為にその力を使わないか?」
「勿論、良いよ。その為にわざわざ反乱者を逃がさずにおいたようなものだし。」
「貴様、名は?」
「ブレイクだ、今後とも宜しく。」
こうして俺は恐らく世界の敵のニルギリス帝国の側に入ったのだった。
後ろは後ろで何か喚いていたが、そういうのはほおっておくことに限る。
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