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あとがき
拙作をご高覧いただき、ありがとうございます。
この話は、超妄想コン「言えなかった言葉」に応募しております。よろしくお願いします。
まず最初に……
この話は、もちろんフィクションです。
ですが、もし拙作で気分を害された方がいらっしゃったら、すみません。
以下、あとがきにつきましても、ご不快に思われる恐れのある方は、すみませんがご遠慮いただければと思います。
頭髪問題は、とても微妙な……悩む当人に取っては、大変深刻な事柄です。
だからこそ、「知られたくない」「隠したい」という心理が働きます。そして、その一方で、当人の意に反してバレてしまった時――そこに感情の動きが生まれます。
この話は、当人がバレないように誤魔化そうと奮闘する話ではありません。バレてしまったことを、如何に当人を傷付けないように伝えるか、という話です。
コンプレックスは笑いになり得ますが、差別的な嘲笑の話にしたくありませんでしたので、「言いたい(言わなきゃいけない)」のに「言えない」、しかもなかなか「伝わらない」という可笑しさに焦点を当てました。
主人公「美原さん」は、同僚達が不運な事故で足止めを食っている間、孤軍奮闘します。
一応、LINEで協力らしきものはもらいますが……基本、物語は「鶴見課長」と彼女の2人で進行します。
美原さんには、もっとドタバタしてもらいたかったのですが――会議までの限られた時間の中で出来ることを考えると、こんな感じに収まりました。
創作の裏話になりますが、この話は、締切前の4日間で無理矢理捻じ込みました。
なので、作り込みの甘さは否めません。
因みに、箱根駅伝の中継を観ながらの創作でもありまして、登場人物達のネーミングに地名(の一部)が反映しています。
ま……この辺りはお遊びということで。
最後の種明かしのコンビニスイーツですが、最近のコンビニは、本当にクオリティの高いスイーツがありますよね。
何とか「ズ」で始まる商品が必要でしたので、「ご当地スイーツフェア」を開催しました(ズは、宮城県でお馴染みのズンダ餅)。
2020年最初に作る話が、のほほんと笑える話で良かったです。
読者の方にも、楽しんでいただければ、幸甚です。
あとがきまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
また、別のお話でご縁がありましたら、よろしくお願いします。
2020.1.5.
砂たこ 拝
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