ベッドにて

3/4
前へ
/15ページ
次へ
 翌朝、目が覚めたら白!  義男の目の前に貴子のデカ尻に履かれた真っ白なデカパンがあったのだ。  俺は枕の上にちゃんと頭があるのにこいつときたらケツかよ!  全くどんだけ寝相が悪いんだと義男は思っていると、「ブゥ~~~~!」ととんでもなく耳に障るむっちゃくっさ~いおならを猛烈な勢いでまともに食らったものだから泣きっ面に蜂どころの騒ぎではなくなり、「俺はこの女と結婚したことを思いっきり後悔する!」と思わず絶叫すると、貴子がむにゃむにゃ言いながら起き上がり、徒でさえ不味い顔なのに寝ぼけて間抜け面になっている所へ持って来て顔全体がぶくぶくと浮腫んでいるのでそれを目の当たりにした義男は、起床した傍から倦怠感と虚脱感のダブルパンチをぶり返す破目になってしまった。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加