既知との遭遇

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既知との遭遇

 ぞわぞわと、何かが蠢いている。それは、私が掌を差し出すと、指の一本をぞわぞわと伝い、ものすごい速さで私の手首を乗り越え、腕時計を埋めるがごとく溢れ出てきた。「こ、このままでは、腕一本落とす覚悟をき、決めるのか?」と、顔面を赤くして、私は周囲に猛烈なアピールをした。
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