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これからの話だったり、私たちが通う高校についての話をしていたらあっという間に到着した。
春休みに行われたオリエンテーション以来の高校は今日から私たちが学ぶ場所になるのだ。
私は小さく、よしっ、と意気込み校舎内へ入った。
1-Aと書かれた教室へ入ると、数人ほど既に席へ座っていた。
「それにしても美桜と同じクラスで良かった!しかも席も隣だし!」
どうなることかと思っていたクラス分けも、えっちゃんと一緒のクラスで席も隣になることができた。
「こんな嬉しいことないよ。神様にお礼しなきゃね。」
私は席につき手を合わせて神様に感謝をする素振りをした。
「それより!高校といえば恋よ!青春しなきゃ!」
えっちゃんは思い出したように私の肩を揺さぶる。
「え、恋、?そんなに大事かなー?」
私には恋なんて無縁の事だと思っていた。
「大事よ!ましてや美桜なんて可愛くてちょっと天然で、中学の時から狙ってる男子いたのに気づかないし。」
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