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「えー、可愛くないよー?えっちゃんこそ美人だしすぐ彼氏出来そうな気がするな。」
私なんてちんちくりんだよ、、。
それに比べてえっちゃんは明るくて、美人でスポーツ出来て、私とは天と地の差を感じる。
「もー!美桜のそーゆーところだよ!無自覚天然モテ女め!」
そう言ってえっちゃんは私の鼻をつまんでくる。
「ひゃー!やめれくららい!ひょめんなひゃい!」
どうだと言わんばかりに手を離し見下ろすえっちゃん。
やっぱり美人だ。
「えっちゃん、彼氏できたら一番に教えてね?」
「当たり前でしょ!!」
それから私は先生が来るまでえっちゃんの理想のデートを聞いていた。
そして改めて実感した、
私はきっと高校では誰かを想うことはないのだろうと。
そう、この時までは。
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