新入生歓迎会2

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役職持ちというのは各委員会の委員長も含まれる為、捕まったもしくは捕まえた該当の人たちが願いを言っていく。 「握手してください!」や「お昼一緒に食べてください!」など平和的なお願いもあれば、 「罵って下さい!!」や「踏んづけて下さい!!」などという理解不能な願いもある。 ちなみに逃げ切った委員会の委員長の中にも俺に後者のような願いをしてきた者がいたが丁重にお断りさせていただきました。その者たちは大抵それなら握手で!と言ってきたのでそれは渋々受け入れたが…。 続いて生徒会の番となった。最初は雪先輩らしい。 「るき、こ、ど…おひる、たべ…?」 「お昼ですか?ええ、もちろん構いませんよ。食べましょうね。」 俺とお昼ご飯が食べたかったらしい。そんなのいつでも誘ってくれていいのに。俺がOKの返事を述べると嬉しそうにニコニコしながら元の位置に戻っていく雪先輩。 「次は〜!」 「僕たち〜!」 るんるんとスキップで俺に近づいてくる蓮と凛。 すると、 チュッ と左右から頬に口付けられた。 「るーちゃん、」 「ほっぺにチュー」 「「してもいい??」」 …… 「は、!?順番が逆ですよ…!普通は断りを入れてから…って聞かれても了承しませんけど!」 ムキムキと俺が怒っているのを笑って見ている双子も元の場所へ戻っていく。 「次はぁ、俺かな?俺も琉姫ちゃんにお願いしようかな〜っ!」 「もう、どうして皆んな私なんですか…」 片品先輩においては過去の愚行があるので少し身構える。 「んーっと、俺のこと港って名前で呼んでほしいかな!」 「…へ?そんなことでいいんですか?」 驚きで変な顔をしている気がする。 「もーうそんなことって、俺をなんだと思ってるの〜?ほらほら、呼んでみて!」 「港…先輩?」 「今後はそうやって呼んでね〜!」 とても上機嫌な様子で港先輩も戻っていく。
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