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ささやかな希望を持っていた弟と義妹にも突き放されてしまった為、架名は自分の教育係である大平教官の下へと向かった。
架名「大平教官、未沙姫のご機嫌損ねて追い出されたんだけど、どうしたらいい?」
大平「は? 何してるんですか架名様。離婚とかしないで下さいよ? 俺の首が飛びそうですから」
架名「・・・首飛ばないけど、左遷はされるかもね、俺と一緒に」
大平「ちょっ・・・(そんなに深刻なのか?)ホントに何したんですか」
架名「う~ん、俺が姫を名前で呼ばないのがお気に召さなかったか、ソファで寝るのが気に入らなかったか、洗濯物別にして洗ったのが勘に触ったのか・・・」
大平「・・・どれもでしょう、それ。ご結婚なさった自覚、あります? どう考えても、あんたが悪いですよ」
架名「あ~うん、やっぱりそうだよなぁ・・・だってほら、長年の癖はなかなか直らないっていうか・・・」
大平「直す努力、して下さい」
架名「努力、努力ねぇ・・・」
大平「・・・分かりました。夫婦円満の為、対策を立てます」
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