貴方のものなど、もう何一つない。

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貴方のものなど、もう何一つない。

一枚 一枚 思い出を塗りつぶすように 破り捨てた貴方の姿 ゴミ箱へ消えてゆく貴方は 照れたように笑っている そうして私は知ったの 捨てるということは 思い出すということだと 写真がきらいだったね それでも一緒にとってくれたね いつでも優しかったよね 好きだと言ってくれよね ねえ、好きだと言ったよね? うそつき うそつき うそつき ウソツキ ウソツキ ウソツキ 貴方が消えていく 私が消してくの バイバイ もう貴方はどこにもいない バイバイ もう貴方に泣くこともない バイバイ さあ 私の心に新しく 私の名前を刻みましょう
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