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いじめられていた私に友達はいませんでした。
そんな私が学校から帰ってきてやるべきことは、憎むべきあいつらを呪うことです。
特にいじめの主犯の昭仁はこの世の中にあるすべての苦しみを味わって死んで欲しいと、私は真剣に思っていました。
私はその憎しみを胸にノートを開き、昭仁の死を願って鉛筆を走らせていたのです。
百万人に殴られて死ね、昭仁。
ビルの屋上から落ちて死ね、昭仁。
足に重しをつけて海に沈んで死ね、昭仁。
焼けた家の中で逃げ場もなく死ね、昭仁。
誰にも相手にされずに餓死しろ、昭仁。
私は思いつくあらゆる残酷な死を思い浮かべ、昭仁の死を願っていました。
それだけが私の夢であり、よろこびだったのです。
人よりも劣っている私の未来に突然、光が差すとは思えません。
十二年間も生きていれば、バカな私にもそれくらいはわかります。
それならば、私は自分の幸せを願わずに誰かの不幸を願いたい。
昭仁に残酷な死を与えたい。
他の人が私を見れば、私を不気味と思うかもしれません。
でもそれが私の本当の姿であり、願いなのです。
私は昭仁を呪うノートを書き溜めました。
その願いがいつの日か叶うようにと……。
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