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「俺が何に怯える必要があるんだよ。」
俺はそれだけを言葉にする。
それ以上、俺に踏み込むな。
俺はもう何も想いたくないんだよ。
「ナツメ」
「うるさい、うるさい!!
さっさと俺をどうとでもすればいいだろう!
俺はあんた達の情報を売ったんだ。
それであんたらは危険なめにあった。
覚悟はできてる。」
もともと、覚悟はできていたんだ。
だから、どうなろうとなんとも思わない。
ただ、兄弟たちのこと。
あと、リュウとの約束を破ってしまったこと。
それだけは考え続けていた。
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