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炬燵の上で小説の出版の〆切に間に合わせるために頭をかきむしながらお手伝いの成田紅に炒れてもらったコーヒーを飲む。
今時珍しく手書きで執筆していた。
その小説家とは、伊門冬と言う人物でそれなりに有名な小説家で名が通っていた。
代表作には、「家」がありこれが結構売れた実績があった。
今、執筆してるのがまさにこの「家」の続編だった。
伊門は悩むと頭をかく癖があり原稿用紙の上には自分の髪の毛が落ちていてその度にゴミ箱に捨てる。
他に癖としては、悩むと食べなくなるので成田が野菜ジュースなどを作って無理矢理飲ませていた。
お手伝いの成田はここに来てからはまだ2年しかたっていなかったが、二人は息があってるみたいで、伊門も文句を言わなかった。
伊門の家に「おはよう!」とでかい声で挨拶して勝手に入って来た。
この男は、顔が長く背も高い、金村光だった。
金村はたまに来るそして、事件を持ってくる刑事だった!
金村光はいつもハキハキ喋り声も大きい結構自分勝手な刑事だった。
実は、伊門冬のもう一つの顔は、事件を解決する探偵まがいな活動もしている。
それで、警察に協力していたのだ。
金村が言う「いやさ、今日きたのは事件があってさ、伊門引き受けてくれないか?」とでかい声で頼むと成田が煎れた珈琲をゆっくり飲んで「そうだな、小説も行き詰まっているしな。」と言ったとき
「おはようございます!」とまたしても男性が入ってくる。
テンション高めな大人が部屋に何人もいると暑苦しくなる。
口髭を生やしてい男性は「いや、不用心ですよ!鍵開いてましたよ」と大きな声で言う。
この人物は伊門が小説を出してる出版社の木田だ!
木田は刑事の金村を見ると「あんたも来ていたのか?先生は執筆で忙しんだよ!邪魔するなよ!」と指をさして言うと。
金村が「いや!この事件絶対引き受けると思うけどな!話を聞けばなの」と言うと木田は「じゃあ、先生に事件の話をすればいんじゃないですか?」と耳を塞ぐジェスチャーをするとそこに割るように伊門が「話だけでも聞くか。」と一言。
伊門冬は刑事の金村から事件の話しを聴こうとして、金村が話し始めると出版社の木田が「先生本当にいんですか?首を突っ込まないほうがいんでないですか?」と金村の話すのを遮ろうとすると伊門が「引き受けるかは話しを聞いてからだね。」と言う。
咳払いして金村が話しを始めた。
金村が話す事件の内容!
事件は、警察署に「人を殺してしまった」というTELからから始まった。
なので、近くの交番勤務の二人の警察官がその家に向かった。
そこの家は高級住宅街の真ん中でなかなかでかい家であった!
警察官は家についたがインターホンをならしても出てこないので玄関を開けると鍵が開いており、二人は中に入った。
すると、トイレから血を服に着けた男性が出てきた。
男性は人を殺してしまった恐怖で警察が来るのをトイレで待っていたという。
この家に住んでいる男性は、山田太一55歳だった。
山田は家に遊びに来ていた清水吹を包丁で刺してしまったという。
警察官二人は、現場であるリビングに行くとソファーの横で倒れている被害者いなくなっていた。
山田は確かに殺して息をしてないのを確認したと言う。
そのあとに、トイレに言って通報したのだと。
しかし、死体がなくなっていた。
現場検証をすると、確かに血痕の後が残っており、清水吹の所在も不明になっていたのだった!
金村が話し終えると喉仏をさわりながら「どうだ?伊門」と聞くと伊門は「ん~動機はなんなの?」と聞き返すと、それを聞いていた木田が「ああーもう駄目だ!」と入り込んで叫んで「私は失礼します。」と言って刑事の金村を睨んで出ていった。
木田が帰った後、話しをもどし「動機は金の問題だ。山田が清水に金を貸していてそれを返しに来たってわけよ!んで、なんでか分からないが清水がやっぱり返したくないとなって揉み合いになって包丁で刺してしまった。」と金村が言うと伊門が頷いていると成田が「珈琲を入れ直しましょう?」と聞くと何も言わない伊門を見て、珈琲cupを持ってkitchenに向かう。
そして、これは欲しいときのメッセージだった。
入れ直した珈琲を伊門の前に置くと、伊門はそれを一口すする。
伊門が「殺害された部屋は窓開いてたか?」と質問すると「その点は大丈夫だ。閉まっていた。」と言うと伊門は「警察は調べるところ調べて、オラノ小説みたいに行き詰まっているってことね。」と少しはにかんで言うと金村が「はぁーそう言うことだ!」「引き受けるよ。」と金村を見た。
伊門は「金!警察官二人が状況を説明する連絡する時間と、その家に着く時間は分かる?」と聞くと金村はしばらく黙ってから「だいたい、出動して着くまでは、20分ぐらいで、だいたい、全部着くまで一時間かかるかぐらいだな!」と答えると伊門が「あとさ、玄関に血痕とかあった?」「いや、ちょっと待て確認する。」と言って部屋を出て電話をする。
その間に成田が伊門に「分かってきたのですか?」と聞くと珈琲を口にして「まだよ。」と呟く。
金村が確認の電話から戻ると「玄関は調べてなくて、死体がなかったからそこまでやってなかったんだよ。」と言うと伊門が「調べてくれないか?オラノ予想では血痕の後ついてるかも」と言うと金村が「今、調べてもらってるよ。お前が言うとおもったからな!」と言った数分後金村に鑑識から連絡がきて血痕の反応がでたきた。
伊門冬はそれを聞いて「警察官二人のプライベートでのお金とかを調べてくれないか。多分借金とかあるから。」と言うと金村が「お前!まさか、二人が犯人だと?」と言うが伊門は「調べてくれ。」とそればかりだった。
刑事の金村光が伊門達の前に現れたのは次の日だった!
金村は元気な声で「おはよう!」と言って中へ入り「成田、コーヒーもらえるか?」と図々しく注文する。成田は「はい。」と返事をしてkitchenに入る。
金村は伊門を見て「お前の言った通りだったよ。二人ともギャンブルで作った借金があって金に困ってるみたいだよ!それと今回とどう関係あるんだ?」と同時に成田が煎れた珈琲が運ばれできた。
金村は一口飲んで「うまい。キリマンジャロか?」と珈琲の豆を当てにきたが成田は「いや、これは私が作ったオリジナルブレンドです。」と答えると金村は悔しそうに舌打ちをした。
すると、伊門冬が口を開く「これは、オラノ小説での話しの妄想みたいな推理だ。参考までに聞いてほしい。」「もちの論ですよ。先生お願いしますよ。」と金村は調子のいい言葉を並べる。
伊門冬は「これはおそらくたまたま起きた死体が消える事件だと思う。誰がこれを操作したんだと思う?まぁ、簡単に言えば亡くなった清水さんは山田が言った通りに殺害されたと思う。通報したのも、だが、その通報した後で駆けつけた警察官がよくなかったな。警察官二人は中に入ったときに札束を見て思い付いたんだろ。殺しても死体がなければ捕まらないとでも言ったんだろ。金に困ってた二人はその金で解決するとでも言って清水さんを運んだ。ブルーシートにでもくるませてね。二人はパトカーで来てたならブルーシートなど入ってるはずだろ。で、パトカーのトランクに乗せて死体をどこかに埋めたと思う。二人が乗っていたパトカーを調べれば逃げばなくなるだろう。後は、警察の仕事だね。」と簡単に言うと金村が「サンキュー」と言って残っていたコーヒーを飲みほして去っていった。
伊門は成田がいれたコーヒーを一口飲む。
後日、死体は山の中で見つかり、警察官二人も罪を認めた。
お金を貰ったが、借金を返済しないでギャンブルに使ってしまった。
伊門達の家に元気よく「おはよう!」と金村が入ってきた。「いや、助かったよ。ありがとうな。それより、何だあのイカサマ新聞社のシャンデルは先に記事にしやがって、アイツラが書くと嘘だと思われるだろ。」と言うと伊門が「あれは、オラガ情報を与えた。昔からの知り合いがいたからな。まぁ、もう亡くなってしまったが殺されて...」と声が聞こえなくなる感じで言うと。
そこに「おはようございます。先生と成田さん。」と出版社の木田が入ってきた。「先生!出来ましたか?」と聞くと刑事の金村を見て「また、事件ですか?」と睨むように見ると金村は「いや、もう、解決よ。伊門先生のお陰でね。」と言うと。それを無視して木田は「先生!それで、小説の方は大丈夫ですかね?」と言うと伊門は無言で原稿用紙を渡した。それを木田が確認して「流石です。ありがとうございます。また、後日連絡しますね。」と言って金村を指差して出ていった。
金村はそれを見て「忙しくてでかいやつだな。」と笑った。「それでさ、伊門よ。お前何で家の中でもマフラーしてるんだ?暑くないか?」と疑問をぶつけると。伊門は「全然。」と一言。
そこで成田が「さぁ、刑事の方は市民のために働いてくださいな。」と言った。金村は「わかったよ。まぁ、ありがとうな。また、協力宜しくな。」と言って出ていった。
伊門冬の推理はあくまで自分の小説を元に考えて妄想していくので合ってるときもあれば間違うときもある妄想推理の探偵だった。
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