告白

「何だよ、こんな所に呼び出して、早くカラオケに行こうぜ」

いつものパターンで健太は、遊びに誘う。

「今日は、大事な話があるの。」

「きもっ、なんだよ、女みたいなこと言って。」

「女だし.... 」

「何なんだよ、いったい！」

「私、健太のこと好きなの.... 」

「奇遇だな。俺も好きだよ。」

「そうゆうじゃない、健太のばか！」

彼女が赤いマフラーをはためかせ
走り去っていった。

俺の方がもっと大好きだよ。

卒業するときに言おう。

それまでは友達でいよう。