5:結婚しても腐女子☆

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なんだかんだで一年後、結婚する日がやってきた。 それまでにデートとか改めてのプロポーズとかデートとか互いの家族への挨拶とかデートとか…楽しかったです。ポッ。 挙式の形式をユオトレ教式にするかレリィミウ教式にするかについては、「マリちゃんの前世も多数の神様がいるところだったんだろ。結婚式はどうしてたんだ?」とアンソニーに訊かれて、私の考える結婚式(推しカプたちのグランドフィナーレケコーン妄想)を実際に披露したところ大好評。特に貴族女性に大ウケした。 どの辺が貴族ウケしたんだろう。 至極無難に、白いウェディングドレスと三段ケーキでファーストバイト、キャンドルサービスでハート点火あたりをやっただけなのに。 ちょっと身分と財力にも物言わせてウェディングドレスは総絹織物。ベールも生糸の総刺繍。三段どころか五メートルくらいの巨大ケーキになって、キャンドルどころか空にでっかいハート型花火を打ち上げたけども。 花火? 花火が良かったの? 元々この国の花火は一発ドンと打ち上げるのしかなくて、発火装置を私のスキルで『魔改造』したところ、同時点火もできるようになってたらしく連続発火が可能になりハート型に打ち上げてもらえた次第。 今回の結婚式でウケたので、これからは花火興行が増えそうだと花火師さんたちも喜んでた。よきよき。 派手といえば国の守護竜とも呼ばれる赤竜が出現して、翼竜を率いて空にお祝いメッセージ描いてくれたことの方がよっぽど派手だった。 色雲がポコポコ出て空に私たちの絵姿が浮き上がったの。これこそエンターテインメントじゃない。 「アホ兄やりすぎ…」 呆れた声出すアンソニーの様子見てれば、首謀者は義兄になった公爵様だって分かったけどね。一回挨拶で会ったことあるけど、ここまでする人だとは思ってもみなかった。 変わった人ではあったけども。 庶民の皆様には祝福ギフトなお菓子を配り、会場飾りつけの花も配り、披露宴の料理もお裾分けして喜ばれた。 王族でもないのにここまで大盤振る舞いできたのは何と言っても公爵家の力がでかいからである。 まあ、マベラスティン公だけが動いてたわけじゃないみたいだけどね。私は引きこもりなのでその辺の事情は知らんが。 なんせ公爵の名前さえ知らなかったほど世間様にゃ疎い。
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