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全てのものに蓋をして
テレビの真似をして作り笑いを覚えて
当たり障りのないことだけを言うようにして
近づくな
入ってこないでくれ
そう願いながら
毎日を過ごしていて。
やれ普通
やれ当たり前
毎回毎回同じようなことを繰り返す。
冷たくないかとたまに言われても
答えを出すのは本人自信だろと
投げ返すと
それはそうたけどと言い返される。
何を求めているのか
求めているものがあるのなら
最初から言えばいい。
それを与えてあげれるのなら
支障がない程度に与えてあげるから。
支障？それはある程度以上与えると
こっちの世界に土足で踏み込んでくるのだろう？
一人が良いのに
一人で居たいのに
どうしたのと聞かれたから
ほっといてくれ
一人にしてくれと言うと
その言い方はないだ。
せっかく心配してるのにだと言う。
一人にしてほしいのが本心なのに。
心が落ち着かないから。
いとも簡単に壊れそうだから。
一人の時間が欲しいだけなのに。
本心を言えば
やれ冷たい
やれ酷い
どっちだよ人の気持ちを知ろうとしないのは。
そっとしておくってことは頭に浮かばないのか？
本当に助けて欲しいなら
泣くなり
助けてと
素直に言うことあるだろうに。
屁理屈だと言われようが
なんと言われようが
幼い頃からそうやって生きてきた。
怒らせないように。
悲しませないように。
当たり障りのないように
穏便に
過度な期待はもたない。
信用もしない。
人は裏切るものだと勝手に思い。
人は掌を返すものだと勝手に思い。
純粋無垢で居られるのは最初だけ
悲しさと寂しさを覚えて
怒りを覚えて
拒絶を覚えて
逃げることを覚えて
最後に嘘を覚えたら
あとはただ黒に染まっていくだけ。
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