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朝食を食べながら紗衣が、
「今日天気いいから朝霧高原にでも行かない!」
と言ってきたので僕は、
「いいよ、行こうか?
帰りに買い物もしてこよう!」
と返事をした。
僕たち家族は静岡県富士宮市の富士市寄りの場所に家があって住んでいるが、ここから朝霧高原は渋滞がなければ車で40分程度で行ける場所になる。
この日は僕が車を運転したが、さほど道は混んでいなくて富士山を眺めながら快適なドライブを楽しむことができた。
まず道の駅に行って、牛の取れたてのミルクから作ったおいしいソフトクリームを紗衣と2人でいただいた。
その後レストランで昼食を済ませて、道の駅で新鮮な野菜を買い込んだ。
「さて、まだ時間があるから、牧場にでも寄って買い物していく?」
朝霧高原にある観光施設になっている牧場に寄ろうかと僕が紗衣に声をかけると、
「そうだね、瑠夏に何かお土産でも買おうかな!」
と嬉しそうな笑顔で答えてくれた。
富士宮市街に向かって車で10分程下ったところにある牧場に到着すると、お土産が売っているコーナーに足を運んだ。
僕は買いたいものはなかったが、紗衣は楽しそうにお土産を見ていた。
少しすると紗衣がレジに並んで何かを買ったようだった。
車に乗って運転席の僕がエンジンをかけようとすると、
「瑠夏にストラップ買ったよ!」
と言って助手席の紗衣が嬉しそうに見せてくれた。
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