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1.僕の
僕には、僕だけの女性がいる。
その女性は、僕のためになんでもしてくれる。
どうしてその女性に来てもらうことになったのか、話せば長くなる。
それでも、いいんですよね?柳さん。
「"ご主人様"、今日からそう呼ばせて頂きますが、よろしいですか?」
「えーーーーー!」
「お前がだらしない生活をしているから、あ る人にお願いして来てもらったんだ。もうこれで心配はいらないだろう?」
「いやいやいや、この人誰なんだよ!!
オヤジ、幾ら何でもやりすぎだって!!
僕だって男だよ!?女の人に面倒見てもらうのは嫌だね!!」
「いくら嫌だと言っても今回はそうはいかん!!
片瀬さんだってわざわざここまで来てくれたし、もう契約もしてるんだからな。」
「け、契約!?」
「はい、契約済みです。
ご主人様のお父様から、この一年面倒を見て欲しいと言われています。」
「オヤジ、どういうことだよ!」
「片瀬さんが言っている通りの事だ。
この一年は絶対にだらしない生活をさせない。お前は一応会社の後継ぎだ。
、、、、片瀬さん、あとはよろしく頼みます。」
「はい、かしこまりました。」
オヤジは片瀬さんにそう言うと出て行ってしまった、、、、
この日から僕と片瀬さんの生活が始まった。
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