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「う、ん、ーーあっ」
「は、たっちゃ、ん。動く、ね」
「ん、んぅ」
唇を噛み締め、必死に喘ぎを抑えながら小刻みに頷き答えようとする。湊人が腰を掴み、緩やかな抽挿を始める。圧迫感なんて最初の一瞬で、すぐにそこは快楽を拾い始める。
なかに入れていたローションが、グプグプと卑猥な音を立てる。次第に早くなる出し入れに、腰を震わせながら必死に襲ってくる快楽と戦っていた。
「たっちゃん、たっちゃん」
繰り返す呼び掛けに応えるように体がひくつき、俺自身のものからダラダラと液が垂れシーツを汚していく。
そんな自分がはしたなく、生理的な涙が滲む瞳を、シーツに擦り付けながらいっそう強くなる快楽の波に溺れていく。
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