始まりと終わりの箱
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《島本さんへ 別れることになってからしばらく経つけど、元気かな。もう僕のことは忘れてふっ切れて、楽しく過ごしてるのかな》 呟きなのか問いかけなのか、手紙はそんなふうに始まっていた。 苗字に「さん」付けの他人行儀な呼びかけに始まり、「もう忘れて」? 「ふっ切れて」? 思わず息が止まる。 本当に、本当に何も分かってない。 悲しみとも怒りともつかない感情が私の中に激しく渦巻いた。
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