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さよなら世界
こんな世界と嘆く俺はもう命に嫌われてる
否、俺から嫌ったのか
孤児院で暮らした記憶はまだ新しい
18になるまで施設は俺を引き止めた
孤児院の名前も自分の名前も分からない
ただあるのは奴隷のような日々に嫌気がさしてここにいることだけ
どんな扱いを受けていたのかももう分からない
あるのは1歩踏み出せば楽になれるという安堵
さよなら世界
そんな考えも無下に吹き荒れる風の中1歩を踏み出した
痛いのだろうか
そんな考えは絶命した俺には関係の無いことだった
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