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不思議な物体
私の周りでは極普通にある現象なんですが、その話をすると必ず同僚から
「夜勤出来なくなるから、やーめーてー!!」
と言われます。
別に怖がらせるつもりも無いし、不思議な現象さんも怖がらせるつもりが無いと言う事。
ちょっとほのぼのしたお話になりますが、お付き合い下さい。
去年のお話です。
亡くなった寝たきりのお婆ちゃまのお話です。
夜になると必ずある場所に視線を向けて会話(独り言)
を始めます。
「まだ行けないよ。」
「やり残した事あるの。」
「もうちょっと待って。」
1年近く続いていたある夜勤の日、異変が!!!長身のお爺さんがエレベーターの方から足音も無く移動して来たんです。
《こんな時間になんで?お爺さんが居るの????》
と思った瞬間に、お婆ちゃまの部屋の前で消えました。
身長は、いつもお婆ちゃまが視線を向けている高さなんです。
まさかね、、、、、、、。
翌朝、お婆ちゃまの部屋を訪室すると、ニッコリ笑いながら
『見ちゃった?主人男前でしょ?』
と、、、、、、、。やっぱり、そのまさかだったようで、苦笑いしか返せませんでした。
その後、お婆ちゃまが意識レベル低下と酸素濃度低下バイタルの異常が認められ緊急搬送されるまで、度々このお爺さんを午前2時過ぎに目撃したり、。
翌朝、タンスの上にあった本の順番が変わってたり。夜中に勝手にエレベーターが「2階に上がります。」「1階に降ります。」と稼働したり。
男性トイレの水が突然流れたりと。
不思議な現象が起きました。
別に嫌がらせされる訳でも無く、余り気にしていなかったんですが、
救急搬送される前日の夜、ちょうどPCにケースを入力していたんですが、ふと視線に気付き振り向くとスタッフルームの前でいつもと様子が違うお爺さんが居ました、こちらを見て悲しそうな表情で深々と頭を下げてエレベーターの方へ。
心配になってお婆ちゃまの部屋に行くと
『主人帰ったかしら、明後日は別の場所に迎えに来てもらうから、あら、今のは内緒で。』
と笑顔で話をしウトウトされ始めました。
心配なのでバイタル測定するも問題無く、起床時のバイタル測定も問題無く。
『おはよう、夜の事は誰にも言わないで、内緒よ。』
と
しかし、私が帰宅してから数時間後に上記にもあった通りに、緊急搬送され翌日に亡くなりました。
夫婦仲良く手を繋いで空に登れたのでしょうか?
しばらくして葬儀が終わってから御家族様が荷物を引き取りにこられました。その時に
「お婆ちゃん、息引き取った時、笑顔だったんです。きっと、お爺ちゃんが迎えに来てくれたんだと思います。本当に仲良かったんで。」
話して下さいました。
お爺さんとお婆ちゃまが、昔の某CM(チャー〇〇グ〇〇ン)の鼻歌唄い手を繋い歩いてる姿を想像してしまった私です。
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