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明くる日。
リョウはいつもの時間ピッタリにコータの家に着くと、一瞬、躊躇してからインターホンを押した。
コータにはいつ言おう?どう言おう?考えていると、コータが玄関から飛び出してきた。
いつも待たされるから突然現れたことにびっくりした。
「おっ、おはよう。」
「おぅ。」ちょっと間をおいて、コータが言った。
「昨日は、わりぃ。今までもわりぃ。もう、乱暴な事、2度とやらない。だから、ずっとオレの友達でいてくれるか?」
驚きと喜びでリョウは目を見開き口もポカンと開けていた。が、すぐにニッコリほほ笑んだ。
「1つだけお願いがあるんだけど…。」
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