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けれどもブラットは狡知を働かせて翌年のクリスマスの朝、サンタクロースに他のネズミたちへホワイトケーキの代わりに玩具を贈らせるようにしたので昼間、開催されたボクシング大会で再び圧倒的な強さで優勝してボスの座を奪い返しました。
それからもブラットは、前みたいに悔しい思いをしたくないしボスの座を奪われたくないのでホワイトケーキを独占し続けました。
ですからブラットはボスの座を守り続けましたが、かの大いに盛り上がったボクシング大会のことがいつまでも忘れられませんでした。
最終的には悔しい思いをしたもののみんなの生き生きとした姿や白熱した勝負を懐かしく思ったのです。
それなのにブラットは自分の利を優先してホワイトケーキをみんなに分け与えようとはしなかったのです。
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