トマトの神様

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一人の部屋に帰ると、やっぱり寂しくて泣いてしまった。 でも、さっきの出来事がなかったら、私はどうなってしまっていただろう… 気持ちを外に向けられなくて、いつも一人で抱えこんでしまう私は、たまにしんどい。 さっき、トマトの神様が言ってくれたように、素直に自分を出したら、素敵な日々が過ごせるんだろうか… 今までずっと、私が我慢すれば丸く収まる。 大丈夫です!頑張ります!と言って、何でも乗り越えてきたつもりだ。 でも、実際しんどいこともあった。 弱音を吐きたいときもあった。 でも、弱い自分を見せたくなくて、嘘の笑顔を貼り付けて、心が泣いてるときもあった。 修二の前でも、泣き喚いて、すがり付いたら、何か変わったんだろうか…なんて考えてみるけど、きっと、らしくないと言われるだけだっただろうと思うと、本当に自分の生き方が不器用で、頑張ってきた自分が滑稽で仕方がなくて、泣きながら笑うしかなかった。
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