short story の集まる場所

7月25日 夏って言葉を使わないで夏を表現する。

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※以前Twitterで流れてきたタグ。
こちらにもアップします。
（Twitterで読んでくれた方は同じくてごめんね）

しゅわしゅわと弾けるラムネのような空が広がっている。太陽の光を反射して輝く海は果てなく遠い。‬もくもくと湧いてくるのは白い雲。
‪「綿あめ食いてー」‬
‪ テトラポッドに足をぶらつかせながらあいつは叫んだ。手にはガリガリ君。‬
‪「なんぼ食うのよ」
「思春期は腹が減るんですよ」
「太るぞ」と、ほっぺを摘んだら柔らかくない。つまらん。
「今年も遊ぶべ」
　食べ終わった棒をかじりながらあいつは笑う。その笑顔を隣で見れる幸せを噛みしめながら僕も笑った。