第3章:ライバルはどの勝負でも必要だ。

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 運転手は映画に登場するようなお屋敷の前で車を停めた。  澤田さんは美海を抱き上げお屋敷の中に運ぶ。  お屋敷に入った途端執事が「澤田様、お運び致します。」と声をかけたが「大丈夫だ。」と言って彼は2階への階段を上がる。 「そうだ。硬めのロープが切れるナイフを持ってきてくれ。」澤田さんは階段を上りながら執事に頼んだ。  2階はいくつも部屋があったが美海は既にドアが開いている部屋に運ばれた。  澤田さんは美海をベットに降ろしゆっくりうつ伏せの体勢にしロープの縛られ具合を確認する。  そして執事が運んできたナイフを器用に使いロープを切った。 「手、動かせる?」 「は、はい。有難うございます。」 「名前を聞いていいかな?」 「美海です。」 「いい名前だね。」澤田さんは優しく微笑んだ。  この人は悪い人ではないのかもしれない。  美海は淡い期待を抱いた瞬間、澤田さんは渇いた声でこう言った。 「じゃあ自分で下着下ろしてくれる?」 「え!どうしてですか?」 「中を見たいから。」美海の目をじっと見つめて言う。 「わ、わかりました。」妙な怖さを感じ先程澤田さんに履かせて貰った下着を脱いだ。 「スカートをめくってアソコを見せてくれる?」  やっぱり性目的で売られたんだ。諦めるしかない。  言われた通りにスカートをめくる。 「よく見えないな。ベットの明かりをつけるよ。もっと足を広げて。」  澤田さんの顔がアソコの前まで近づいてきたので美海は思わず小さな悲鳴を上げてしまった。 「怖くないよ。美海ちゃんのココ凄く綺麗。」手を触れずにアソコを凝視して呟く彼は先ほどの穏やかな紳士ではない。  10分ほど観察して満足したらしく、澤田さんは執事とメイドを呼び美海の寝支度の指示をした。
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