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第4章:女優さんて本当に脱ぐんだな〜。
澤田さんとマネージャーに連れられて行ったレッスン場にはものすごい美人がいた。
俺はこんなに綺麗な人を今までの人生で見た事がない。
髪の毛は天然の栗色で一本一本が真っ直ぐ胸のあたりまで伸び、白人の女性が綺麗に焼けたような小麦色の肌をしているので日本人ではないと一瞬思った。
しかし近くで見ると顔の作りは欧米の人ほど掘りが深くない。目の色は薄い茶色だが角度によっては緑に見える。唇は柔らかそうなピンクで口角がキュッと上に上がっている。
色々な美の要素を含んだ完全な肉体だ。芸能界って恐ろしい。こんな人がレッスンのためだけに来てくれるなんて。
「初めまして。西岡洸紫です。」俺はすぐに挨拶をした。
美人な彼女は俺をチラッと見ていきなり隣の澤田さんに突進した。
「久しぶり!澤田さん!相変わらず色男だね!」と唇にキスをした。
澤田さんは驚いて仰け反ったがなんとか引きつった笑顔を彼女に向けた。
「RIKAちゃんは相変わらず元気そうだね。今日は時間をとってくれて有難う。」
彼女の顔を見た時に体はバービーちゃんみたいだけど顔はリカちゃん人形みたいと思ったのだが、名前は本当にRIKAちゃんっていうのか。
「全然、大丈夫!今暇なの。」と嬉しそうに返事をした後、改めて俺の方を見た。
「あんたが美海の初エッチ役?かっこいーじゃん!」
うわー。苦手なタイプだ。どちらかといえば俺の母親みたい。いわゆるヤンキーだ。
「はい。初めまして。西岡洸紫です。」と2回目の挨拶をする。
「RIKAです。よろしく!」と彼女は俺に抱きついた。
抱きついたついでに全身を触られた。肩から始まり胸、腹、太もも。そして最後は大事な部分をギュっと握った。
「いい体だね!エッチは下手そうだけど。」と傷つく感想を述べられた。
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