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「あれ?お取り込み中だったね。ごめーんね。」
ドアを開いたのは美海ちゃんの社長ロクさんだった。
RIKAさんは慌てて後を追う。
「ロクさん!演技の途中だったの!戻って来てー。」
部屋に戻って来たロクさんは頭を掻きながら「澤田くん演技には見えなかったよ〜。成長したね!」と何故か照れて言う。
「演技じゃなかったんだよ。私のおっぱい触りたがったの。」RIKAさんはロクさんにぴったりくっついて言う。
「RIKAさん、シャレにならないからやめてください。」と澤田さんは珍しく焦っている。
どうやらドッキリじゃないみたいだ。という事は?
「ほら!洸紫!ロクさんも来たし、そろそろアンタのテクを見せてよ。」
RIKAさんは俺の手を引いてレッスン場の真ん中に導く。
「洸紫くん、RIKAちゃんを美海だと思って触るんだ。美海はこんなにボリューミィーじゃないけどさ。」ロクさんは凄く近くに来て演技指導をする。
仕方ない。映画では美海ちゃんとラブシーンがあるんだ。どこまでの接触シーンになるかわからないけどカッコ良いとこ見せたいし。
「わかりました。RIKAさん失礼します。」
俺はゆっくり右手をRIKAさんの胸元に差し伸べた。
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