第4章:女優さんて本当に脱ぐんだな〜。

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 すごい!柔らかい!    なんだこれ!生きててよかった!  俺は心で思いっきり叫んだ。すると自然に涙が出てきた。  涙に気づいたRIKAさんは爆笑して俺を突き飛ばした。 「ロクさーん、洸紫くん逸材だね!」RIKAさんはバンザイをしてはしゃぐ。  わー。下から見ると胸がむちゃむちゃ揺れてる!このまま寝転がってよー。 「洸紫くん、気に入られてよかったね。今日はとことん特訓だよ!」  ロクさんはニヤリと笑い「立ち上がりなさい。」と俺に手を伸ばした。  その後しばらくトラウマになるくらいロクさんとRIKAさんに俺は特訓された。  美海ちゃんの演技がなぜ上手いのが改めてわかった。  ロクさんにびっちりトレーニングされたって言ってたもんな。  かわいそうに。抱きしめたい。  レッスン後にRIKAさんは「はいこれ、ご褒美!」とDVDを渡してくれた。 『恋愛ケンナイ』という映画のようだ。  ジャケットのタイトルの下にはRIKAさんと男性俳優2人が微笑んでる。 「これ、私がまだ生娘の時に撮影したの。」RIKAさんは俺に耳打ちする。  キムスメ!ってあの事か!  俺は思わず赤面してしまった。  でもロクさんのお話を読む前はキムスメって言葉知らなかったんだよな。  読書って大事なんだな〜。と感じた瞬間だった。    
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