第2章:ちょっとだけよ。作戦

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 物語はここで終わっている。  え、え、えー?なにこれ?もしかしてエッチな話? 「なまむすめ」とかよくわからない言葉が出てきたけど。  これを美海ちゃんを主人公にして読めってロクさんってちょっと変態なのかな?  恥部とか蜜穴ってアソコの事だよな?  形が違うとか言ってるけどそうなの?  女の子は明るいとこで見られるのを嫌がるからよく知らない。  ドキドキしていると急に母親から電話がかかってきた。 「も、もしもし」 「あ、洸紫?取り込み中だった?」 「だ、大丈夫だよ。ほ、本読んでた。」 「はあ?嘘でしょ!大きな地震がきたら困るからやめなさい。」 「俳優には必要なんだよ。震災被害者なのによくそんな事言えるな。」  俺たちは東北出身で高校の時震災被害で家を失ってる。 「はいはい。元気にしてんの?俳優さん。」 「元気だよ。あ、かーちゃんもうすぐ誕生日じゃん。なに欲しい?」 「ポーチ。」 「ん?あのポシェットみたいなやつ?」 「ポシェットじゃない。ポーチ。」 「わ、わかったよ。楽しみにしてろよ。」  電話を切ってスマホでポーチを検索する。なんだよポシェットの紐なしみたいなやつじゃん。  あ、そうだ。  本で読んでわからなかった「なまむすめ」を検索する。  え!生娘(きむすめ)!間違って読んでた。あっぶねー。  生娘は処女か。さすがにショジョは読めるぞ。  美海ちゃんってもしかしてまだなのかなー。  想像するとなんだが幸せな気持ちになりいつのまにか眠ってしまった。
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