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何だ?何が起こったんだ?根羽堕は混乱を抑えられない。さっき、ついさっき。急に出てきた神次とやらが光る矢みたいなのを飛ばした。そして神の頭部が吹き飛んだ。ソファーの半分が血だらけだ。頭の無い、神だった物は前以上にぐったりしてる。筑紫田が叫んだ。「おい!な、何をしたんだ!神はし、死んだのか!」神は死んだ。よく例えでは聞くが、本当に死んだのだろうか?『ええ、死にました。神、と言ってもあなた方人間となんら違いません。頭がないと生きられない』俺達と変わらない?そうか、ここは時間の概念が無い。だから老化もしないし、腹も空かない。一つ違うのは、神の力を持っているだけだ。「で、でも何故殺しんだ!殺す必要は無いだろう!」確かに、何で殺したんだ?こんな時でも冷静な自分に驚きを感じる。それが神の目に止まった理由なのだろうか?『何故か、解りやすく言えば、世界の効率化のためだ』「何で効率化する必要がある?」やっと口を挟めた、このままじゃ自分は忘れられそうだった。筑紫田は、そういえば居たな。みたいな顔をこちらに向けている。分かりやすい奴だな。『必要、必要、、、そうプログラムされているからだ。』「誰に?」筑紫田は考え込んでいるから、聞くしかない。『さあ、多分だが私と旧き神を創ったお方だろう』知らないのに“お方„とは、ご丁寧なことだ。「そうか、分かったぞ!お前は私達も殺すつもりだな!」筑紫田が叫ぶ。何?一体どう考えたらそうなるんだ。『そうだか、別に隠してはいなかったぞ。』正解なのかよ!「何でだ?筑紫田?」「呼び捨てにするな、多分だがコイツ、神次は、神の力を駆使出来る元神を警戒していた。だが、力の使い方を知らない私達に力を譲渡するのを待っていたのだ!」神次は沈黙している。多分正解なのだろう。なら結構危機的な状況だな。どうしよう。「根羽堕!力はお前が持っているはずだ!それを使ってどうにかしろ!」筑紫田も無理を言う。どうにかしろって、どうすればいいんだ?とりあえず右手を前に出してみる。これでビームでも出たら楽なんだがな。出た。爆音と共に手から光線が流れ出す。その、とてつもない勢いで神次を粉砕する。お、勝手に止まった。筑紫田は呆気にとられている。当然、俺も。これで何とかなったのか?ゴオオオオオ 宮殿が揺れている。
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