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ある日、百神一族の各当主が集まって集会を開いた。
「これはこれは、風神家の方ではないですか。」
「おー、光神家さん」
風の神様の一家、風神家当主と光の神様の一家、光神家当主が話をしていた。
「急に集まって、一体どうしたのでしょうか。」
「数年に一回しかありませんからね、きっと大事なことなのでしょうね」
「あと、死神家も来るそうですよ」
「死神家?!」
その言葉を聞いて、風神家当主は驚いた表情をしていた。
「死神家ってあの冷酷な姫君の子が?」
「えぇ」
「しかし、嫌われ者が来ると思いますか?」
「来ますよ。死神家当主は恐れ知らずです。」
すると、玄関の方から何か話声が聞こえていた。
「ほら、彼女が来ましたよ」
彼女は、黒いドレスを纏い、杖をつきながら歩いてきた。彼女こそが、嫌われ者の死神家当主である。
彼女が歩く先は各当主がその場から離れながら去ってゆく
「死神家邪悪な当主だわ」
「汚れた神々家が、」
彼女はそんな愚痴なの聞く耳も持たず、堂々と歩いて行った。
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