『生い立ち』

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翌日は、学校は休みだった。(土曜日か日曜日) 取り敢えず、台所の片付け… かなりの物音を立てても起きない父… 文句を言いながら片付けて、事の原因を言う母… 『騙されて借金作った』 暴れる少し前にあったらしく、暴れた日は、相手が逃げて行方不明とわかったから。 飲み屋で知り合った、長い付き合いの人に、共同経営(飲食店)の話を持ちかけられて、準備は相手がするから、父は料理だけ作ってくれればいい。 準備資金を借りる為に、連帯保証人になったそう… これが理由… 文句を言いながらだったから、聞いてても要点は所々だったのを、兄が冷静に解釈… ゴミにも分かる様に、淡々と説明してくれました…m(_ _)m 片付け終わっての母の行動… 荷物まとめて出て行きました…(笑) 追いかけるゴミ… 兄に言われて、渋々追いかけた私… 近くのバス停で、小6のゴミは、泣きながら母にしがみ付き、真っ昼間のバス停で、 母…『無理!もう離婚する!落ち着いたら迎えにくるから!(怒)』 ゴミ…『やだ!俺も行く!(泣)』 の繰返し… 『恥ずかしいからやめろよ』 冷めた感情で見てました… 深夜に近所に迷惑かけたから、謝罪が先なのにそれをしていない母… 親がどうしようと関係無いけど、謝罪はするべきだから取り敢えず連れて来いとの兄… 私…『昨日、戻ってくるまでの間、近所の人が集まって来て、兄と私の心配してくれて迷惑かけたんだから、ちゃんと謝ってからにしてよ。』 母…『うるさい!何であんたまで来てんの!(怒)もう離婚するから関係無い!(怒)』 私…『あと少し遅かったら警察呼ばれてたんだよ!あの時間に大騒ぎして迷惑かけた謝罪してからにしてよね!』 そう言って母達から離れて帰りました… そのまま、ゴミと二人で行ってしまうかと思ったけど、渋々戻ってきたゴミと母… 行って欲しくない気持ちもあったけど、『近所に恥ずかしい』の気持ちの方が強かったし、止めても連れて行くのはゴミだけだろう…と、諦めの気持ちも強かったから、 『どうなってもいい』 と思いながら帰った私… 後に、 母…『あの時、あんたと〇〇が止めなかったらこんな生活してないのに!(怒)』 と、何回も責められました…(笑) 私は止めて無いし…( ゚∀゚)ノシ 世間一般の当然の行動して!って言いにいっただけだし…( ゚∀゚)ノシ 戻って来た母に、珍しくキレた兄… 兄…『出てくのは勝手にしろ!(怒)俺達に迷惑とかはどうでもいいけどな、近所に迷惑かけた責任取ってから出て行け!(怒)ガキにそこまでの責任押し付けるな!(怒)』 とっても理にかなった正論を突き付けた兄… ブツブツ文句を言いながらも、諦めて行動する母でした…m(_ _)m 兄は…小学校高学年には、完璧な利己的人間と化し、常にマイペースで我関せず状態… 冷静に状況分析して、常に正論を叩き付けるから、何を言っても敵わない… 冷静沈着な我が道を往くスタイルを、今も変わらず突き進んでいる、2つ上の独身者であります…m(_ _)m この時は、兄がいてくれて良かったと、心から思いました…(^^;)
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