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「つまんねぇ仕事」
帰路の地下鉄コンコースで思わず口に出た。
その瞬間、不思議と目から涙があふれ出た。
何で、こんな気持ちにならなきゃいけないの。
志穂は、無意識にスマートホンを取り出していた。画面にかつての同級生の連絡先を表示させる。
モモカワ――。
程なくして応答した相手の声は、とても嬉しそうだった。
志穂は、単刀直入に用件を伝えた。
「あの土地、今すぐ譲渡の手続きして欲しいの」
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