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設定資料(登場人物達の設定と、場所の資料)
場所ー
アルトドラン
様々な界と夜の間だけ繋がる不思議な街
アルトドランのある世界は文明的にはまだまだ下だが、世界的に見れば上位世界に位置するため、他の下位世界の生物は夜を跨いで存在することが許されていない
ルルシェの森
魔法使いケイランの住んでいた人のいない閉鎖世界の森
意思を持つものが自分の姿を保つことのできる特殊な空間で、魔物も存在しない
登場人物ー(登場順ではない)
シル(銀食器、スプーン)
圧政を敷く王族の使っていた銀食器
王が使うため毎日のように手入れをされていたが、恨み辛みが溜まっていたのか毒をもられ黒く変色する
王妃のみが倒れた
黒くなった銀食器は用済みと、王が使っていた物を使いたくないと捨てられた
ラビ(兎のぬいぐるみ)
ガラスのショーケースに入荷されたぬいぐるみ達と展示されている時、一番初めに売られたぬいぐるみ
一対一で遊び相手となっていたが、数年後に少女の家族は火事にて死亡
窓枠に置かれていたことで半分焼けた時に外に落ちて、蒐集家に回収される
そのとき直してもらったが、今度はいくつもの手にたらい回しにされもう一度ヴィンスの元へと来てしまった
ティー(ティーカップ、白に青と金の模様が描かれている)
神の手と呼ばれた職人によって生み出された最高傑作
ティーセット一式で作られているためスプーンやティーポットもあるが、ティーだけが自我を持った
お父様と呼んでいる職人が死ぬまでずっと店のケースに展示されており実際に使われたことはない
最後、父の腕と比べられ続けた息子が泣きながら飾られていたティーセットを全て壊して捨てた
テディ(テディベア)
あまり構ってやれない娘へと送られたテディベア
娘が5歳の頃の話だが、そこからさらに年毎に不幸が起きて娘が耐えられなくなり想像の世界へと逃げ込んだ
テディはお相手
父の代わり、友の代わり…体の弱い娘がずっとぬいぐるみに話しかけているのを異様に思ったメイドの一人が告げ口
結果バラバラにされて捨てられた、娘がどうなったのかは誰も知らない
ヴィンス(不死の魔法使い、本名ヴィンセント・カレルガ)
濃い色の髪と目の人間しか生まれない世界に生まれた異質な存在
魔力も何もない世界だが、生まれ持った魔力のせいで薄紫と金の色を持った
家族からは悪魔の子と呼ばれ、母屋とは別の場所に隔離
その際「物の声が聞こえる」と話したが無視されていた
ある時別世界ールルシェの森がある世界ーから魔法使いが訪ねて来て共に旅立つこととなる
そして不死の力を受け継いだ
ヴィンスの家族(フランチス、ニケロ)
フランチス…本、別棟にいた時から話し相手になっていた
ニケロ…人形、ルルシェの森に来てからは少し寡黙になった
しおりの子
ヴィンスが一番初めにシルの代わりに置いていったしおり
ヴィンスに直してもらえて素直に喜んでいた
スー(古ぼけた本)
日記として書かれていたが持ち主により破かれ、白い部分のみが残ってしまった
スーの名前の由来は本についているしおり代わりの紐(スピン)より
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