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「キスも初めて?」 「初めて、です……」 「意外だな。こんなに可愛いのによく無事だったね」  可愛いと褒められて照れたコウちゃんの顔を上向かせて、再び深く吸う。首を振って逃げようとしたのも最初だけで、吸い続けると大人しく受け入れた。感度が良くて、抱き締めて乳首を指で捏ねると気持ち良さそうに喘いだ。そろそろかな、と滑る後ろの入り口に指を這わせると、さすがに身体を強張らせた。 「後ろ、自分で弄ったことある?」  コウちゃんは恥ずかしそうに視線を泳がせる。 「少し、だけ……」  なら、多少は感じられるかもしれない。中指をゆっくり入れる。第二間接まで難なく入り、じっくり解してからローションを足して二本指で中を優しく弄る。出し入れしたり、前立腺あたりを時間をかけてさすると、その内コウちゃんはぷるっと身震いをした。 「ま……まだ、だめ、なの……?」 「うーん、まだ。挿れたら裂けちゃうかもなあ」  ずっと後ろを弄られ続けて違和感があるらしく、コウちゃんは不安げな顔をしている。  しかし、しつこく乳首を吸いながら後ろを解してあげると、最初は違和感だけだったコウちゃんの呼吸に、段々と艶かしいものが混じってきた。 「今挿入までしたいから、これ入れさせてね」  寝かせて足を開かせると、用意してきた水滴型の器具を挿入する。初心者向けのSサイズなので、充分に濡らしていたそれは難なく入った。コウちゃんには抵抗する間も与えなかった。後ろに異物を入れるのが初めてのコウちゃんは、苦しそうに身をよじる。 「あ、そ、そんなの……っ」 「痛くはないと思うよ」 「ん……っ、これ、こうするのが、普通……?」  コウちゃんは恥態を晒して涙目で訴えてくる。そうだよ、と頷くと、諦め顔で唇を噛んで耐えようとしてくれた。ちゅっちゅっとキスして胸の先を弄る。時々中に入れたものがあたるみたいで、腰を浮かせた。でも前はなかなか勃たない。
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