ラブレター

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「桜井さん、藤村さん。いつもごめんね。私も一緒しても大丈夫?」 毎回決まって言うセリフ。 「うん、いいよー」 「謝らなくていいよー!おいでおいで。うちのクラス女子奇数だし。ずっと言いたかったんだけど、今日から体育の時はうちら3人で組もう!」 藤村さんが私の両手をぎゅっと握りながらそう言った。 「あ、あ、ありがとう!!宜しくね!!」 「うん。あ、ちなみに満月って呼んでも大丈夫...?」 桜井さんが少し申し訳なさそうに呟いた。 それは私が名前の事でからかわれてるのを心配してくれているのかな... でも私、自分の名前好きだし。 胸張って言えるよ。 ...からかわれるのは嫌だけど。 「うん!私は美結ちゃんと陸ちゃんって呼んでも大丈夫??」 「よっしゃあ、満月!!仲良くしよーね!!」 陸ちゃんと熱い熱い抱擁。 「あ、あたしも!」 美結ちゃんも一緒に3人で抱き合った。 桜井美結ちゃんと、藤村陸ちゃん。 私にも友達ができました。
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