君へ

1/1
前へ
/1ページ
次へ
久しぶりに、君にメールを送った ずっと想っていた君に 僕はようやく勇気が出て 君に会いたいと何年かぶりに伝えたんだ 返事は、もちろん良いよ!会おう?と 嬉しさが伝わってくる文章で もしかしたら君も…なんて想像が止まらない 大人しく常に弱気で いつも図書室で もしくは教室の隅っこで 本を読んでいた君 雪が降っていたあの日 僕が照れながら渡したマフラーを ありがとっ! と輝く笑顔で巻いてくれた君 僕は想像もしなかったんだ そんな君が マフラーを振り回しながら ヒャッハァァァァアアアアアアアアー!!! なんて世紀末さながらのシャウトをしながら、 これまた世紀末よろしくの オープンカーを乗り回しているなんて
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加