ウソ⁈ マジ⁈ マフラー事件(笑)

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 彼はナオミの一学年先輩らしかった。ナオミは入学当初から、彼を見かけるだけで訳もなく嬉しく、朝のラッシュに紛れて彼の隣に立てた時には胸がときめき頬が紅潮した。    ナオミには三才年下の妹がいた。ナオミは妹にだけ、彼のことを話した。名前も何も知らないけれど、彼を見かけるだけで幸せになると。
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