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俺のモノもジーンズの中で、硬く張りつめている。 俺達は、二人とも全裸になった。裸になって抱き合うと解放感と幸福感で心が満たされていく。 「すごい、筋肉。引きこもってたの本当?」  ミカが下に敷かれながら胸筋を触る。 「本当だよ、じっとしてるとあちこち痛くなるからたまに動かしてたけど」  ミカの上に乗り綺麗な顔にキスの雨を降らせた。ピアスのある耳の縁を舌先でたどり中に侵入した。 「ひゃあっやめっそれ弱いから」  ミカが悲鳴のような、嬌声をあげた。 刺激が強かったのか、ミカが身を竦めて逃げようとする。嗜虐心を煽られ俺は、執拗に舌でそこを犯していく。 「気持ちよくない?」 「よっ良すぎてだめなっのっ、おかしくなるから」 「おかしくなってよ」  耳を嬲りながら、指で乳芯をいじる。ピンピンに硬くなっている。  腹の上で二人のモノが先走りで擦れ絡まる。 ミカの腰が揺れる。 「んっもう、きもちっいっ我慢できない」 ミカは俺のモノに手を伸ばした。 「蓮さんの触るよ。大きいね」 そう言って、頰張った。  自分の手でしか慰めた事のなかったそこはミカの口淫により一気に張り詰めた。経験のない激しい悦楽に襲われる。  攻める側から攻められる側になり奥歯で声を噛み殺す。  蟻の門渡りから陰嚢を舌でたどり綺麗な手で屹立をしごいていく。  ジュルジュルと卑猥な音をたてながら先端を効果的に舐め上げる。手馴れたその仕草は元恋人との濃密な行為を連想させた。 「もう、出そう」  極まりそうになりミカに言った。 「うふふ、また後でいっぱいしてあげるからね」 ゾクゾクする事を言う人だ。 「蓮さんの大っきいね、入るかなぁ?」  ミカは、ベッド脇の引き出しから潤滑剤を取り出し俺に渡した。 「指で少しやわらかくして。綺麗にして準備しといたから」  俺とやる為に準備してたって事?  赤くなっているとミカがクスッと笑って俺の手を自分の花蕾にいざなう。 「ここ、柔らかくして」  指にたっぷりと潤滑剤をとりミカの花蕾に人差し指を挿れた。そこは指の侵入とともに収縮し、指を飲み込んだ。中は温かく指を締め付けてくる。 「んっ大丈夫だよ、もっと入れて動かして」 もどかしそうにそう言う。二本指を挿れ前後に動かす。 「んっ…あっいいよっ…もっと」  徐々に加速させる。腸壁の上部を指の腹でえぐる。ミカが息をのむ。 「あっんっれっ蓮さん……いいよっ」  指の根もとまで深く挿入し激しく抽挿を繰り返す。 「んっんっきもちいっっ……きもちいっよお」  ミカが切羽詰まった声をあげる。 「あっもう十分だよ、挿れようっ」 指を抜くと中の淫液がドロリと溢れた。 「いいの?」 「うん、蓮さんの突き刺して」  そんな、扇情的なセリフを吐く。  激しく欲情し、本能的な暴力性が駆り立てられた。俺はミカの花蕾に自分のモノを押し当て、一気に奥までブチ込んだ。  ミカは予想外の激しい挿入に振り落とされまいと後ろ手に枕をつかむ。  ミカの膝をつかみ、俺は快楽のおもむくままに腰を打ち込んだ。初めての行為なのに、      自然に快楽を求めて身体が動く。 パンパンとミカを打つ音が部屋に響く。 「痛くない?」 「うんっすごいっはげしいの好きっ好きっ」  奔放なその様が愛おしくなる。 腰を打ち込みながら、ミカの綺麗な口唇を貪る。舌を  嬲って甘い唾液を吸い上げる。  絶頂の予感がよぎる。 「ミカさん出るよ、どうしよう」 ミカはねだるように俺の首に腕をまわして言った。 「全部、中に欲しいよぉ、」 「いいの……もう出るよ…」 「出して、蓮さんの精子、俺の中にいっぱい出してっ」  もの凄くいやらしい事を言う人だ。  一気に快感が駆け上がりミカの中で激しく果てた。何度も脈拍ちながら大量の精を放った。  絶頂の波が引くまで腰を動かす。 ミカの上で繋がったまま呼吸を整える。 「激しかったね、蓮さん気持ちよかった?」 「気持ち良すぎて、とめられなかった」 「ふふ、俺もさっきいったのにまたいっちゃった」   ミカの腹に精液の飛沫が光っていた。  急激にミカが愛おしくなった。  細い身体を抱きすくめた。 「どおしたの?汚れちゃうよ」 「苦しい」  胸に苦しいような痛みを感じた。  この痛みは知っている。 「大丈夫?」 「違うんだ、君が綺麗だから」 「何それ、嬉しい」  ミカが拘束されたまま言った。  恋をしたというにはあまりに過ごした時間が短い。  俺は死のうとしているのにどうしてこんな情動が起きるのだろう。  その後、俺は、夢のない深い眠りに墜ちていった。
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