覚えている快感

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いつも通り雅人の愚痴を言って、その延長で 「私って魅力ないのかな……」って呟いた時だった。 元カレが突然キスしてきたんだ。 「俺、ずっと我慢している」 そういって、何度も優しいキスをされて―― 思い出しただけで 身体が少しづつ火照ってきて 急いでシャワーに入った。 この熱を少しでも落ち着かせたくて―― 元カレの春樹も同窓会に来るのだろうか。 もし同窓会に来たら…… 今のこの私の身体は 春樹を押し倒してしまうかもしれない。 5年も女としての快感を忘れてしまった 私の身体はオスを探している。 頭ではダメだと分かっていながらも……
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