覚えている快感

8/16
前へ
/83ページ
次へ
「ん……」 「目覚めた?」 「え……えぇ!?」 前の前にはバスローブ姿の春樹 そして見たことがない部屋…… いや、似たような部屋は見たことがある。 「結局本当にホテルに行くことになったし!笑」 「ご、ごめんっ……服汚しちゃったよね?」 「手洗いして乾かしているとこ。愛莉の服はなぜが汚れなかったよ! お前相変わらず吐くとき自分の服は汚さないのな!笑」 「本当にごめんなさい!」 「ふっ……愛莉は変わってないな」 「春樹は変わったね……」 大学生の頃はまだあどけなさが残っていたのに 今はスーツも格好良くきこなす 大人の男性に顔も体もなっている。 「はい、水」 「ありがとう、あの……私帰るね。お金ここに置いてく」 「泊まらないの?」 「え!?いや、だって――」 「知っているよ、結婚していること」 「え……?」 「だけどセックスレスなんだろ?」 「どうして……っ」
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

335人が本棚に入れています
本棚に追加