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扉の向こうは
その日僕は大学のサークルの飲み会で。
いつもより飲んだんだと思う。
もともとお酒にはあまり強くない。
フラフラしながら自分で自宅アパートまで帰って……。
シャワーに入ろうと思って服を脱ぎ下着になったところで尿意を感じでトイレに行こうとしたんだ。
「うちのトイレのドア、こんなに重かったっけ………?」
酔っているからかトイレのドアがやたら重い。まるで石でできてるみたいだ。
「よいしょ………」
体重をかけて思いっきりドアを開けてトイレに入った………。
はずだった。
うおおおっという大声に鼓膜が破れそうだ。
なんだなんだ?
やたら明るくて眩しくて目が開かない。
うちのトイレ、こんなに明るかったか?
それに何でこんなに五月蝿いんだ?
おそるおそる目を開ける。
そこに広がっていた光景は……。
思ってもいなかったものだった。
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