扉の向こうは

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ここは一体どこなんだろう。 まるでお城の中みたいだ。 廊下も長くて……寝所とやらにはいつ到着するのだろうか。 レンさんに抱っこされていい感じに揺れを感じているとだんだん眠くなってきた。 ちょっと寝ちゃおうかな。 きっと夢だし。 目が覚めたらこの夢のことを覚えているだろうか。 すごくリアルな夢だったよなって思い出せるかな。 もう限界。 眠い………。 レンさんに抱っこされたまま僕は目を閉じて眠りに落ちていった。 頭が痛い。 ガンガンする。 これは二日酔いだ……。 昨日は変な夢を見たな。 どこかの知らない国のハンサムな王子様に抱っこされる乙女チックな夢だった…。 ゆっくり目を開けると…。 至近距離にイケメンの外人が寝ている。 「ええっ!」 夢から……覚めてない?
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