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ぬるんとした感覚が全身を包み、それを抜けた後ーーm氏とおるは、宇宙船の中にいた。
「おるさん、mさん。
私たちの愛の巣へいらっしゃいです♪」
「うにゃん♪」
そこでふたり(?)を出迎えたのは、barの常連である金髪美少年のアラタと、その恋人の黒猫・クロさんだった。
「こんな時間にごめんなさい。
明日にすれば良かったわね……」
おるが申し訳なさそうに謝る。
「良いですよ~。
まだイチャイチャも序盤だったので、モーマンタイなのです♪」
アラタは頬を染め、モジモジしながら言った。
「なーん!」
クロさんもキリリとした顔で鳴く。
それを聞いたおるは、ほっと安堵の表情を浮かべた。
そんなおるに、m氏は眼鏡を光らせて真剣な声色で言った。
「心配しなくても大丈夫よ、おるちゃん。
ーー私もよくこの時間帯に、こちらへ遊びに来てるから……!」
カッと目を見開くm氏。その発言に衝撃を受けるおる。そして、のんびりとそれに同意する美少年のアラタと、黒猫のクロさん。
「mさんはさみしがり屋さんなのです~」
「なーん♪」
わりとカオスである。
現在、12時を過ぎた辺り。
所詮深夜テンションである。
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