葬送

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純白のドレスを纏った彼女を見て私は甘やかな眠りから覚めてしまった。 白は痛くて、私には眩しすぎるもの。 ねえ、きっと貴女はさいごまで変わらないまま、何にも染まらぬままここにいるのね。 さようなら、何にもなれなかった花嫁。可哀想な花嫁。    すべて灰になるその時まで。
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