5話

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5話

いろいろ考えるうちに 気づけば3日ほどたっていた 俺は決意した 今日、怖いけどあの路地裏に行って あいつにどこかで会ったことある? って聞くんだ 放課後 グチャ 「っ!」 路地裏からあの音が聞こえてきた 捕食してる…? これじゃあ話ができない… あいつをみはって捕食が終わるまで待つか… やっぱりあいつは怖いし、人間には死んでほしくない だけどあいつと俺の関係を知るまではあいつを死なせない あいつの捕食を止めたりしない もし、 俺とあいつの関係がわかったら あいつの捕食をやめさせることが出来るかもしれない ちらっとのぞくと 帰宅途中だったらしいサラリーマンが 頭と首より下にちぎられていた あいつはサラリーマンの頭を思いっきりかじり だらだらと溢れる血を美味しそうに舐めていた 次に上半身と下半身にちぎり、 二の腕にかぶりつく 血が吹き出て溢れ、骨まで出てきた 骨はばきりと音を立てて折らればりばりと食べられた 太もも、ふくらはぎなども 筋肉はちぎられ 骨は折られ 皮はびりびりに破かれ 血は止まらずに溢れ続けている あいつは気づいているのか知らないが 辺りは血まみれで 骨のくずや、人の肉が転がっている 怖い そんな感情知らない 俺は知りたい あいつは 本当は人を食べたくないと言っていた だから知りたい あいつは今どう思っている?
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