3.お姫様
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3.お姫様
男の子になれないなら、せめて女の子らしくと、髪は腰まで伸ばした。 描来はそんな私を「お姫様みたいだ」と言ってくれる。 家族目線だとはわかる。 だけど、やっぱ嬉しい。 「自信もちなよ! 美嗚」 すぐ落ち込む私を、慰められるのは描来だけ。 ギュッと抱きしめられると、ほわほわ幸せになれる。
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