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実は自分の所属した高校は、オーストラリアのとある学校と姉妹校提携を結んでいた。
毎年、時期が来ると、互いの高校から生徒を交換留学のような形でホームステイする文化がある。
オーストラリアの学生は、みんなが大人っぽく、まるで成人のような色っぽさを持っていた。
それだというのに、挙動はとても子供っぽく、和気あいあいとした、とても楽しい学生たちだった。
涙にも脆く、別れの時は共に泣いたり、人への思いやりが本当に温かく感じたことは言うまでもないだろう。
自分が関わった彼ら、彼女らももう卒業して、立派に働いていると思うが、そんな彼ら、彼女らが今、どのようなものと戦っているのかということを考えると心が痛くなる。
皆さんも聞いたことがあると思う。
オーストラリアでは毎年、山火事により酷く悩まされている。
原因は様々で、オーストラリアの気候と、自然の多さから、火が消えにくく、悪化しやすい環境の中、放火や観光客のマナーからの火災が後を絶たないのだ。
中でも今年の被害は甚大で、今年はこんな画像を目にした方も多いだろう。
※こちらの画像は正しい焼失範囲ではない可能性があるそうです。
自分の聞いた情報によりますと、韓国の国土面積と同じ面積分の焼失被害とのことです。
(2020.01現在)
こんな中で、苦しむのは人だけではない。
オーストラリアというと、可愛らしいコアラの姿を連想する人も多いのでは無いだろうか。
オーストラリアのコアラ達、そしてカンガルーやエミューなどの、他の動物たちも毎年、この山火事やハンティングと戦い続けている。
先程も書いた通りで、今年は本当に被害が大きく、それを守る人々も日々、心を痛めながら戦っているのである。
次に書くのは、自分がニュースで見た悲痛な現実である。
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