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母親は由紀乃の話しに笑って
『渡したらね食べてくれて………美味しかったよって言ってくれたんだ。それがもし嘘で言ったとしても嬉しかったわ。』
由紀乃はうつむき
『お母さんあのね………好きとかってそんな感じじゃないんだけど………』
由紀乃は母親にクラス替えしてからの話しをした。
自分はどうすればいいのか?とか健太を信じるべきか?とか自分の気持ちは怖いとか、由紀乃は思った事を母親に話しをした。
母親は笑顔で
『自分自身信じる道を選べば良いのよ。もしかしたら沙織ちゃんが由紀乃を見兼ねたのかしら。』
由紀乃は母親を見て
『見兼ねた?沙織ちゃんが?』
母親は
『今の由紀乃を見て沙織ちゃんが見兼ねて、優しそうな永倉君を近づけたのかも知れないよ。』
由紀乃は写真縦をもう1度手に取り
『沙織ちゃんが私の為に?』
母親は笑って
『何度も言うけど信じる道を行くしかないでしょ。』
由紀乃はうつむきながら
『うん、わかった。お母さん、ありがとう………』
母親はプリンを食べ終え立ち上がり部屋を出る前に笑顔で
『早くお風呂入っちゃいなよ。』
由紀乃もプリンを食べ終え
『は〜い、もう少ししたら入っちゃうね。』
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